上智大学 文学部ドイツ文学科 AO入試 佐藤朋之ゼミ向け

  • 議論の整理

近代ヨーロッパを席巻したロマン主義は、フランス革命を経験した民衆の意識変化によって幕を開けた。必然それは既存の価値観に対する反発という要素を多分に含んでいるのだが、その表出の仕方は諸国によって様々であった。ドイツにおけるロマン主義はしばしば古典主義との対立という論点で語られることが多いが、その実情は単純な二元論で捉えられるものではない。そもそもドイツにおけるロマン主義と古典主義の誕生時期は重なりが多く、一方の価値観の反発としてもう一方の価値観が生まれたという見方には矛盾が生じる。

  • 問題発見

里村はドイツ・ロマン主義の成立を以下のように論じている。イギリスやフランスに比べ、近代国家としての成立時期が遅かったドイツでは古典文化へのアクセスが遅れたため、その古典主義への熱情も既に他のヨーロッパ諸国が経験したものを模倣しているに過ぎなかった。民族的統一を求める近代精神と自国文化の断絶との葛藤の果てに、民族としての文化的アイデンティティの拠り所を創造しようとした活動がロマン主義を成立させたエネルギーである。この論点を踏まえると、ドイツ近代文学が目指した「神話」とは一体何だったのだろうか。

  • 論証

ドイツ民族の精神的統一を目指した芸術家の一人としてワーグナーを挙げることができる。彼は神話を素材にした楽曲の中でドイツ国民に失われたアイデンティティを再発見させようとした。私が注目したいのは、無限の可能性やたゆまぬ発展を求めるロマン主義が民族精神の統一という進むべき一つの方向性を持つに至った背景である。ロマン主義はこのような恣意的な解釈と相いれないものであるが、この矛盾は何故当時の人々に受容されていったのか。本研究ではその点を踏まえて、ロマン主義の集大成ともいえるワーグナーの作品について検討していきたい。

  • 結論

上記研究を行うにあたって、これまで貴学においてドイツ・ロマン主義について論じた数多くの論考を執筆してきた佐藤教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

里村和秋 (2018) 「近代ドイツ文学の成立をめぐる諸問題-ドイツ・ロマン主義の役割とその影響について-」『成蹊法学』 446-474

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