上智大学 文学部国文学科 AO入試 服部隆ゼミ向け

  • 議論の整理

明治期最大の日本語研究者の一人である西周の残した業績は現代の日本語にも未だに根付いている。彼は啓蒙思想家としての一面も持っており、西欧の列強諸国に相対することを想定し、当時の日本語の抱えていた欠陥を明治という新時代の流れの中で変革しようとしたのであった。彼は国語・国字論争の中で翻訳・印刷の際の利便性や西洋思想の学習効果などの観点から日本語のローマ字表記を推奨するという独自の論を展開している。

  • 問題発見

一方で、西は「哲学」という訳語の創出で知られるように西洋の思想書を日本語に翻訳する際に漢字を積極的に利用している。漢字廃止を訴えながら漢字によって西洋思想を啓蒙しようとした西の一見矛盾したように見受けられる姿勢に通底するものは果たして何であろうか。

  • 論証

石井は論文中において、国語・国字論争で日本語廃止論という極論を掲げた森有礼の国語論に着目し、西と比較検討している。石井の論によれば、森の国語論も西の国語論も同じ問題意識のもとに生まれたものであったという。その背景には当時の日本語の話し言葉と書き言葉が強く乖離していた言語状況がある。彼らの論の目的は啓蒙の手段たる言語の言文一致を達成することであったのだ。石井は西の活動を西洋諸学と儒学の独自性を認めたうえでの新しい統一言語模索の試みであったと評する。その意味では、ローマ字表記の推奨も訳語創出も矛盾したものではなく、簡易な言語の創設という広い枠組みで捉えることができる。本研究ではこの論を踏まえて、西の言語的実践について様々な史料から深く検討したいと考えている。

  • 結論

この研究を通して、これまでの日本語研究の歴史を概観するとともに、言語としての日本語が持つ特徴を改めて理解することを目指したい。

  • 結論の吟味

上記研究を行うにあたって、これまで貴学において主に明治期の日本語学研究史に関する数多くの論文を執筆している服部教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

石井雅巳 (2018) 「翻訳と日本語-西周の言語哲学-」『北東アジア研究』 29, 169-181

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