早稲田大学 文学部 AO入試 志望理由書 提出例(福澤一吉ゼミ向け)

■議論の整理

近年脳科学の分野の研究が盛んにおこなわれ、脳機能の解明の成果が次々と現れている。脳に損傷を被った場合、どのような状態回復を行おうとして人間が脳を復元、再生しようとするのかを考えることは脳の可塑性ひいては人間の可能性を考察することにもつながるだろう。

■問題の発見

脳は脳細胞から電気信号を受け取り、もしくは発信し、シナプスを通じて刺激を受容することで、感覚運動を行うよう指示をだす。受容と発信の双方を行う点で、重要な機能が脳だと概括することができる。ではその脳が損傷を受けた場合どうなるか。

■論証

一般に脳が、一つの部分で一つの機能を持つことはよく知られ、言語野、記憶野などのマップはよく知られるところだろう。しかし、一方で一対一対応の機能しか持たないのであれば、もしその機能が何らかの外因的もしくは内因的損傷を被ってしまった場合、私たちはその機能を一切合切使用することが不可能になるという結論を得ることになる。

■結論

しかし、脳挫傷から半身不随になっても、私たちは違う身体の部分を新たな道具として用いたり、違う部分が違う機能を持ちながら生活するという意味で、きわめて柔軟で可塑的な形質をもっていることは明白だ。だから、失語症や失認症などの、言語野や、記憶と照合する領野の不具合が起こっていたとしても、脳が何らかの機能を補いながら(その解決手段は、ボトムアップと言うよりは、トップダウン的に脳が行っていると考えられている※1)私たちは、日常生活を送れるように回復するケースもあるほどだ。

■結論の吟味

このように脳の機能回復を神経生理学的な観点から考察することは非常に有意義なことであり、これからの脳科学もしくは脳外科の分野で十分に成果を還元できる分野であると考える※2。脳がどのような回復機能を備え、それをどのように助長すればよいかを、外科的な範疇、もしくは環境的な範疇で考察することがこれからの脳科学においては重要だと考え、上記のことを研究したいと思い、貴学への入学を希望する。

 

※1 福澤一𠮷「運動の計算理論と神経心理学」『高次脳機能研究 日本高次脳機能生涯学会誌』26(3)2006

※2 坂口典弘・山田千晴・福澤一𠮷「道具を使用した到達把持運動における制約と戦略」『日本認知心理学会発表論文集』2015

 

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