早稲田大学 文学部 AO入試 志望理由書 提出例(小島雅春ゼミ向け)

■議論の整理

言語は一つの体系だ。私たちはりんごをりんごと表現し、他者と共有しコミュニケーソンを成立させている。一方、この言語の体系は、りんごがりんごでないものと区別されることによって成立する差異の体系としてあると述べたソシュール言語学によって、さらなる刷新を遂げている。

 

■問題発見

では、差異の体系が生まれる以前の言語の白紙状態をどのように設定し、そしてそこにどのようにわれわれは言語を書き込んでいったのか。論理学の大家であるパースは、白紙状態を「精神」と呼び変え、彼の記号学の中ではイコンの位置に当たる言語の初期状態を考えた。その精神の白紙から「解釈者」が表れてそのこにダイヤグラムを記入する。そこから言語が発生したと述べられるのだ※1。

 

■論証

差異の体系として規定されてから久しく、私たちの思考や社会がいかに構造主義的かが名指されてきた。私たちは自由に主体的に言語を使用しているのではなく、言語は一種の構造が先にあり、その際によって規定されていること。もしくは、私たちの主体性は、構造によって規定されていること。言語学に限らず、レヴィストロースの文化人類学や、フロイト=ラカンによる精神分析までもが、同様の見地から研究成果を上げている。

 

■結論

しかし、それでもなお、言語が差異の体系だとすることだけでは、説明できないことがあり、その一つが、差異がない状態にどのように差異の切れ目をいれたのか。その最初の一滴は論理学上どのように設定できるのか、ということだ。

 

■結論の吟味

物理学におけるラプラスの悪魔の逸話同様、すべての運動がすでに運命的に決まっており、未来の動きがすべて予測できるとは言うものの、その最初の運動、一の一擲は誰が引き起こしたのか。問題は謎のままである。言語学の最初の切れ目はどのように説明できるのかを考えることは、わたしたちがどのように記号をとらえるようになったのかを説明することにもつながり、AIが隆盛を極めている現代での新しい記号論としても有用な可能性を持つだろう。上記のことを研究したいと考え、入学を強く希望する。

 

※1小島雅春「パースのExistential Granphsについて」『科学哲学』(12)日本科学哲学会1979

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