早稲田大学 文学部 AO入試 志望理由書 提出例(日野泰志ゼミ向け)

■議論の整理

日本語には、多くの文字形態が存在する。漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字など、多くの文字形態を用いて、私たちはコミュニケーションを成立させている。日本のカタカナは古くからあるが、外来語としてカナカナを輸入して字を当てるという行為が主だってきたのは、明治の文明開化以来のことである。文学者は多言語を旺盛に勉強し、英語はもとより、ドイツ語の言葉をカタカナにした。

 

■問題発見

翻って現代では、どのようなカタカナ語が見受けられるか。「キモい」「エモい」「バズる」などのソーシャルネット・ワークキング・サービスで見受けられる現代のカタカナ交じり語には、カタカナとひらがなの両方を駆使した独特の造語が頻出する。これらはどのようなカタカナ語として認識すべきか。

 

■論証

これらの語を一種の省略語としてみることはたやすい。「気持ち悪い」を省略したもの、「エモーショナル」を省略したものなどの見方は一般的だ。しかし、なぜ漢字ではないのか、なぜ英語ではないのかと考えると、一種の文字形態へのフェティッシュのようなものが見えてきたり、音へのこだわりというレベルを導入しなければ説明できないように思われる。

 

■結論

「漢字語とカタカナ語の音韻隣接語数と出現頻度による効果」※1という研究を見ると、要旨しか拝読していないのでつまびらかではないが、カタカナと漢字の隣接の頻度を検証した結果、カタカナ語では音韻隣接後の増加による促進効果が観察されるが、漢字語では音韻隣接後の効果が観察されず、また音読課題で音韻隣接後による効果がカタカナ語にのみ観察されている。

 

■結論の吟味

詳細なボキャビラリーのデータは分からないが、漢字ではあまり次に来る語に影響を与えないが、カタカナ語では次に来る語彙に影響を与えたり、音の響きによる効果を促進しているという調査報告である。これらは、普段私たちが意識することなく使用している日本語という言語の特性を理解するための新たな指標を与えてくれるだろう。ツイッターやフェイスブックなど新たなコミュニケーションツールが表れている中、言語形態は少しずつ変化してきている。これからの言語使用について分析を自分でもしてみたいと考え、貴学への入学を希望する。

 

※1楠瀬悠・日野泰志「漢字語とカタカナ語の音韻隣接語数と出現頻度による効果」『日本心理学会大会発表論文集』(82-0)2018

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