早稲田大学 文学部 AO入試 志望理由書 提出例(益田朋幸ゼミ向け)

■議論の整理

宗教芸術は、様々なイコンがある種の文法として機能する。たとえばそのイコノロジーの裏をかくようにして、仕立て上げられたミステリーに『ダヴィンチ・コード』などの作品がある。アグダラのマリアを守るバラの紋章をめぐる物語だが、イコノロジーを研究者ラングドン教授は、ダヴィンチの『最後の晩餐』の逆三角形=母胎から読み取っていく物語だ。イコノロジーと宗教芸術は親和性が高い。

 

■問題発見

記号がある種のメタメッセージを発するとき、それを反対に使用する芸術が存在してくる。そのような例として、「アチ(ジョージア」の聖ゲオルギネス聖堂)の壁画たちを研究したものがある。そこではどのような逆転を利用しているだろうか※1。

 

■論証

ビザンティン美術特有の表現として、「メダイヨンのキリスト」と「オランスの聖母」が組み合わせられた時には、人々はメタレベルで「昇天」を意味するが、その文法を逆手にとって、その場所はいつの間にか「裁きの場所」になるという現象を分析している。イコノロジーと奈良とロジーの文法を逆手に取ったこの場所は、いつのまにか背徳的な場所に逆転してしまう。

 

■結論

記号とは表象の一種であるが、宗教という大きな物語と結びつきながら、作為の手にいつまでもさらされている。その中で聖なる場所を作成すること。記号と意味の結びつきを考える好例として宗教美術は豊饒なデータベースだと思われる。人々は読み解きながら、深みにはまり、信仰心を掻き立てられる。記号は神への入り口を提供する。

 

■結論の吟味

記号と視覚芸術との結びつきをもう一度再考し、人々がいざなわれる様を、詳細に分析してみたい。イメージが物語と結託し、人々を巻き込んでいく様の善悪両面を丁寧に分析することで、今までの人間の営為を芸獣的側面はもちろん、抽象的なレベルで体系化してみたいと感じ、貴学への入学を希望する。

 

※1益田朋幸「裁きの場としての聖堂――アチ(ジョージア)の聖ゲオルギネス聖堂の装飾プログラム――」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』64 2019

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