早稲田大学 文学部 AO入試 志望理由書 提出例(李成市ゼミ向け)

■議論の整理

朝鮮半島と日本の歴史は複雑だ。古代朝鮮史を紐解けば、高句麗がどれだけ影響力を持っていたかは最近になって明らかになってきた。しかし、日本の歴史研究ではその事実を吸収するまでには時間がかかる。歴史研究は歴史認識を変えてしまうのだから、歴史認識を変えたくない人々には新しい歴史研究を受け付けられないからだ。

 

■問題発見

1910年に韓国併合をするときに、かつて朝鮮半島に日本府があり、日本が優位に立って支配していた歴史認識がよく俎上に挙げられた。昔から日本は朝鮮を先導してきたのだから、これからも私たち日本が韓国を監督していかなければならない。その後朝鮮を併合し、大東亜共栄圏を標榜してきたことは歴史の示すところである。でも、歴史が違っていたらどうだったか。

 

■論証

日本各地には、古代朝鮮の文化が実は多数残っている。朝鮮半島が日本と交渉を持ち、日本を分国化していたことが近年の研究で明らかになっている。朝鮮は日本に支配されているような国では決してなく、むしろ日本を先導してくれていた文化を持つのが朝鮮半島であったのだ※1。

 

■結論

歴史認識をめぐって従軍慰安婦問題などなかった、満州でひどい支配など日本はしていないなどの歴史修正主義的な議論が教科書問題を筆頭に1990年代に頻発した。ここで、朝鮮は日本からの被害を受けた植民地史観として研究されてきた側面があり、その事実すら隠蔽されかねない研究の歴史をもっていたが、植民地史観という小さい枠ですらなく、古代の朝鮮半島と日本との関係史をひもとけばもっと別の歴史観を見つけることができるだろう。

 

■結論の吟味

世界は大きな大戦を経て、優劣をつけられ、それが終わってもなお、その関係性を残存させながら今の世界を形作っている。人々の歴史認識はいまだにその禍根を払しょくできていない。道義的責任を適切にとることは政治の課題だが、同時に、歴史研究がどのような歴史認識を醸成させてしまったかを考え、真摯に歴史と向き合っていくことが必要だと私は考える。日本と朝鮮半島との問題はまだまだ顕在であり、歴史研究からその糸口や正しい理解を促したいと考え、貴学への入学を希望する。

 

※1李成市「朝鮮古代史研究から東アジア史への展望」『韓国研究センター年報』18 九州大学韓国研究センター 2018

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