早稲田大学 教育学部 外国学生入試 志望理由書 提出例(松本直樹ゼミ向け)

■議論の整理

古事記は日本の神話を伝える重要な書物である。神話と言うと語弊があるかもしないが、日本最古の歴史書としての性格をもつこの書物は、8世紀ごろに編纂されたと考えられており、今も尚、日本の天地開闢の創世記を物語るものとして研究が続けられている。

 

■問題発見

日本の歴史がこの書物に記されていると考えられているが、この書物はもともと交互によって伝えられているフォークロアを編纂しなおしたものとして位置づけることができる。文字がない時代、人々は自らの生活史や言い伝えを口承で行っていた。今も尚、昔話として多くの地域で語り部が語り継いでいるものこそ、日本の根子につながっているかもしれないと考え、研究を行っているのが民俗学という分野だと言える。

 

■論証

古事記の話のもとは稗田阿礼と呼ばれる女性の言葉だ。彼女は類まれなる識字力と記憶職によって、日本の創世神話を暗誦したとされている。彼女の言葉を編纂しなおしたこの書物は従って、口語と文字の、口承文芸とエクリチュールの、民話と国家の間にいつも揺れ動く流動するテクストとしての可能性をはらんでいる。だからいまでも本文研究が盛んにおこなわれているのがこの古事記研究だといえよう。

 

■結論

1935年に出版された『国学者伝記集成』によれば、明治期に出版されたとされる田中頼庸の『古事記新釈』の本文校訂史研究が重要だとされているが、一方でその研究所自体が、散逸しており、まずその文章自体を翻刻していく必要がある※1。

 

■結論の吟味

翻刻の結果、この研究所が未定稿であることが判明したが、一方で、挟み込まれた論考には一つ一つが完結した一論文の体裁を整えているものもあり、いまだ資料的価値は高い。現在行われている本文研究によるだけでなく、散逸してはいるものの、時代の下った本文研究自体も適宜参照することで、現代の研究情勢に盲信することなく新たな視点で古事記研究に従事してみたいと考え、貴学への入学を希望する。

 

※1松本直樹「研究課題 城代散文作品の本文校定史の研究――田中頼庸『古事記新釈』の検討など――」https://www.wrs.waseda.jp/sp-r/admin/print/number/2013A-6157

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