早稲田大学 教育学部 外国学生入試 志望理由書 提出例(石見清裕ゼミ向け)

■議論の整理

中国の土地は広大だ。ユーラシア大陸の西部に位置する中国は、モンゴル地区やシルクロードを渡る中東地区とも交流を図り、うねりながら発展を遂げてきた。中国史は一筋縄ではいかず、多種の要素が混交し、独自の文化を作り上げてきた興味深いトポスの一つだ。

 

■問題発見

中国史の中で華人以外の歴史と言えば、モンゴルとの交渉が挙げられる。モンゴル帝国として中国全土を制圧した際にも華人以外の文化が流入し、その後更なる発展を遂げていった中国の軋轢と、混交は歴史の知る所である。そのほかにも、商人としてよく知られている民族としてソグド人がいる。

 

■論証

ソグド人は今日のウズベキスタンを中心に分布していた民族だ。シルクロード中継交易を仲介し、キャラヴァンを支えていたのはこのソグド人であることが近年の研究で明らかになっている。唐の時代に、中国の交易を支えたのはこのソグド人だった。しかし、最近ではソグド人の墓誌が中国で発掘され、この商人としてのソグド人像がまた変わりつつある。その墓誌によれば、中国の重要な政変や、歴史を変える紛争にソグド人が軍人として可かあっていたことが挙げられ、すくなくとも北魏の頃には、中国へ移住していたことが示唆されている※1。

 

■結論

このことが何を意味するかと言うと、少し時代は遡るが、ゲルマン民族の大移動など、ユーラシアの大きなうねりの中に、ソグド人なども移動を重ねていたかもしれないという新説だ。このことが日本の渡来人文化にも影響を与えていたかもしれないと考えると、より大きなユーラシア大陸の変動の中で新たな歴史を紡いでみる必要性を感じる。

 

■結論の吟味

従来の研究であれば、商人として中継貿易を援助しただけに過ぎない補助的な民族が、実はそのもっと以前から中国にわたり大移動を行っていた可能性があること。渡来人がつくった日本と言う国も、中国からだけでなく、広くユーラシアのうねりのなかにあることを想像させる。このような大きな見取り図の中で、ユーラシア文化ひいては日本の建国の歴史をひもといてみたいと考え、貴学への入学を希望する。

 

※1石見清裕「ユーラシアの民族移動と唐の成立――近年のソグド人関係新史料を踏まえて――」『専修大学社会知性開発研究センター古代東ユーラシア研究センター年報』2 2016

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