早稲田大学 人間科学部 AO入試 志望理由書 提出例(森岡正博研究室向け)

  • 議論の整理

人工知能が人間と同じように思考できるようになった時、人間とロボットを分かつものは何なのだろうか。人工知能技術を発展させていく過程で、このような哲学的な問いを避けて通ることはできない。現在この問題を議論する際の焦点となっているのが、人工知能の抱えるフレーム問題の解決である。フレーム問題が解決されたかどうかについては意見の分かれるところであるが、少なくとも、人工知能には人間ほどの状況判断能力があるようには見えない。この点こそが、人間の知能と人工知能を分かつ基準と考えられ、現代哲学の思想から数多くのアプローチが試みられている。

  • 問題発見

森岡教授は人工知能のフレーム問題の解決を試みる研究として、ドレイファスによる「ハイデガー型人工知能」の問題提起と、「代謝型有機体」という概念に基づく問題提起の2つのアプローチを検討し、さらに最新の生物学研究による粘菌のもつバイオコンピュータという知見をこれらの論と結び付ける論考を展開している。この論考からは、身体の有限性こそが生命を生命たらしめる要素だということが改めて浮かび上がったのではないかと考えられる。しかしながら、有機体のもつ有限性、世界依存的な在り様が知能の発達に具体的にどのような影響を及ぼすのかについては考察が待たれている。これを哲学的な視座から論じることはできないだろうか。

  • 論証

フレーゼらは、生命体がその存在の為に行為を行う一方で人工知能は行為と存在が密接に結びついていないという点を指摘しており、その上で、人工知能に有限性を付与することでフレーム問題の解決を図ることを提案している。これは興味深い論考だが倫理的・技術的限界があり、さらにそれだけではフレーム問題に対する本質的な回答にはならない。そこで、議論を明確にするために、まずフレーム問題を哲学的に論じる為の枠組みについて考えたい。

  • 結論

人口知能と人間の思考の境界を探る研究は、生命と無生命の境界を探る試みに繋がる。この研究を通して、存在という現代哲学の一大テーマの地平を拡張することを期待している。

  • 結論の吟味

上記研究を行うにあたって、わが国を代表する哲学者の一人であり、様々な学問領域における問題を哲学的に論じてきた森岡教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

森岡正博 (2019) 「人工知能と現代哲学:ハイデガー・ヨーナス・粘菌」『哲学』 70, 51-68

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