慶應SFC 環境情報学部 2011年 小論文 解説【林塾長作成】

問1(200字)(25/200)

現実に存在している問題、なぜそれが問題なのか、書かれていれば各5、新規性があれば各+5、後の問題を書く上での緻密性があれば全体で+5、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

結論……

 

私が、いま現実に存在している問題として挙げたいのは「労働強度の把握方法」についてだ。

 

根拠……

 

なぜなら、多くの場合長時間働くことを以て、労働強度が高いとみなしているが、必ずしもそうとは限らないためだ。

 

具体例…

 

たとえば、飲食店で長時間労働を強いられている労働者は多いが、飲食店は繁忙時間と中休みでの労働強度の違いが大きい。一方デスクワークでは常に強度の緊張を強いられていることもある。

 

私が、いま現実に存在している問題として挙げたいのは「労働強度の把握方法」についてだ。

なぜなら、多くの場合長時間働くことを以て、労働強度が高いとみなしているが、必ずしもそうとは限らないためだ。

たとえば、飲食店で長時間労働を強いられている労働者は多いが、飲食店は繁忙時間と中休みでの労働強度の違いが大きい。一方デスクワークでは常に強度の緊張を強いられていることもある。

(182字)

 

 

問2(400字)(60/200)

 

議論の整理……測定したいデーター周辺での論点(5/60)

なにについて議論するか書く(1)、異なる2つの論点を提示する(2×2)、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

近年、「働き方改革」の実施などで労働強度の把握方法についての議論が盛んになっている。一般的に労働強度は労働時間で測定されることが多いが、一日八時間労働であれ過度の緊張を強いられる職場もあれば、一日十六時間働いていても過度の緊張を強いられる時間は少ない仕事もあるのではないかと私は考えている。

 

問題発見……いままで測定できなかった(5/60)

問題が書いてある(2)、新規性がある(2)、後の問題を書く上での緻密さがある(1) 、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

ここで、これまで労働強度が、労働者に与えられた緊張という観点を加味して計測されてこなかった理由について考えたい。

 

論証……測定できなかった理由は(40/60)

なぜなぜで書く場合は原因A、原因B、原因Cそれぞれ書いていれば各4、新規性がある考え方なら各3、緻密さがある考え方なら各3、また言い換えなどでなく全体として論理的に根本的原因を分析するものであった場合+10、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

今まで、労働強度がもっぱら労働時間の側面からのみ計測され、労働者に与えられた緊張については度外視されてきた理由は、そもそも労働者に与えられた緊張をリアルタイムで継続的に計測することが困難なことが考えられる。なぜ困難かというと労働の邪魔にならないような形で安価に手軽に計測する手段がなかったためである。このような手段として考えられるものとしては、労働者のバイタルデーターをリアルタイムで計測するものが考えられるが、こうした装備は一般に高額で労働強度を測る手段としてリーズナブルとは言い難かった。

 

結論……測定できるようにする方法(5/60)

書いていれば2、新規性があれば2、他の問題を書く上でのことが考慮されている緻密さがあれば1、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

そこで私は中国製の2000円程度で販売されているウェアラブルウオッチを用いて、労働者の心拍などを把握し、そこから労働者の置かれた緊張状態がどの程度続いているかを分析したい。最終的には脳波なども含めて、ウェアラブルグラッシーズなどで安価に手軽に計測できるような仕組みを整え、労働強度の把握をさらに緻密なものにしたい。

 

吟味……他の解決策などとの比較(5/60)

書かれていれば2、新規性があれば2、緻密性(抜け漏れがない)があれば1、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

このような形で計測することで、労働強度をただ単に労働時間の長さによって求めるのではなく、労働時間の長さと緊張度合いの積によって求めるような新たな労働強度の把握方法を提案できると考えている。

 

近年、「働き方改革」の実施などで労働強度の把握方法についての議論が盛んになっている。一般的に労働強度は労働時間で測定されることが多いが、長時間働いていても過度の緊張を強いられる時間は少ない仕事もあるのではないかと私は考えている。

ここで、これまで労働強度が、労働者に与えられた緊張という観点を加味して計測されてこなかった理由について考えたい。

そもそも労働者に与えられた緊張をリアルタイムで継続的に計測することが困難なことが考えられる。このような手段として考えられるものとしては、労働者のバイタルデーターをリアルタイムで計測するものが考えられるが、こうした装備は一般に高額で労働強度を測る手段としてリーズナブルとは言い難かった。

そこで私は中国製の2000円程度で販売されているウェアラブルウオッチを用いて、労働者の心拍などを把握し、そこから労働者の置かれた緊張状態がどの程度続いているかを分析したい。

(395字)

 

問3(200字) (25/200)

 

結論……(10/25)

新しい単位で示されていることがなにかを明らかにする(3)、新規性があれば(4)、緻密さ”新しいものが本当に新しいと言えている”があれば(3) 、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

私は、新しい単位として「労働強度」を提案したい。この労働強度は、労働時間と労働時間の平均心拍数から睡眠時間の平均心拍数を引いた数値の積として表される。

 

根拠……(10/25)

どのようなデーターをどのように組み合わせるかを明らかにする(3)、新規性があれば(4)、緻密さ”計算方法などの正確さ”があれば(3) 、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

なぜこのような数値を用いるかというと、労働時間における緊張度合いは労働時間の平均心拍数から睡眠時間の平均心拍数を引いた数値で表されると考えるからだ。

 

具体例・結論…(5/25)

書かれていれば2、新規性があれば2、緻密さ(書かれている具体例が例外ではなく普遍的・汎用的な例であること)があれば1、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

よって労働時間と労働の緊張度の積を用いれば労働強度が導けると考える。

 

私は、新しい単位として「労働強度」を提案したい。この労働強度は、労働時間と労働時間の平均心拍数から睡眠時間の平均心拍数を引いた数値の積として表される。

なぜこのような数値を用いるかというと、労働時間における緊張度合いは労働時間の平均心拍数から睡眠時間の平均心拍数を引いた数値で表されると考えるからだ。

よって労働時間と労働の緊張度の積を用いれば労働強度が導けると考える。

(183字)

 

問4(600字)(90/200)

 

議論の整理……新しい単位について

(10/90)書かれていれば3、新規性があれば4、緻密性(新規性の証明)があれば3、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

近年「働き方改革」などでは、労働時間の長さこそが労働強度を証明するとされているが、私は労働時間と労働時の緊張度合いの積が労働強度を証明すると考えている。

 

問題発見……どんな性質があるか明らかになってない

(10/90) 書かれていれば3、新規性があれば4、緻密性(新規性の証明)があれば3、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

ここで、労働強度についていまだ明らかになっていないこととしては、労働強度の移り変わりが労働者にどのような影響を及ぼすか不透明な部分があるということだ。

 

論証……論証

(30/90) 、なぜなぜで書く場合は原因A、原因B、原因Cそれぞれ書いていれば各4、新規性がある考え方なら各3、緻密さ(論理的整合性、言い換えなどではだめで根本的な原因に即している)がある考え方なら各3、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

なぜなら、私達はそもそもリーズナブルなウェアラブルデバイスを用いて、生体データーを獲得し、それをライフログとして活用していくということを従来していなかったためだ。そのため、私達の労働強度を把握する手段としては、もっぱら日報など個人の自己申告に委ねられてきたし、それでさえも現場の管理職などによって改ざんされることがたびたびあった。

こうしたライフログ活用の乏しさは、主にライフログとしての生体データーを収集するデバイスがリーズナブルでなかったこと、プライバシー保護意識が強く生体データーの収集に懸念があることにその要因があるが、今後はむしろ労働者の権利を守るための取り組みとして生体データーの収集が行われるだろう。こうした取り組みが始まる前の仮説として、労働強度データーの推移が労働者のどのような変化を反映しているか、この問題を理解する上でどのように役に立つかを仮説ベースで考えたい。

 

結論……どんな性質があるか明らかにする、数値の大小増減、めまぐるしい増減、変化がない、問題のどんな性質を反映しているか、問題を理解する上でいかに役立つか

(30/90) どんな性質があるか明らかにする、数値の大小増減、めまぐるしい増減、変化がない、問題のどんな性質を反映しているか、問題を理解する上でいかに役立つかの6つの項目それぞれについて書いてあれば2点、新規性があれば2点、緻密性(他の記述との矛盾のなさ)があれば1点を付与、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

まず、労働強度の数値の性質としては緊張度合いと労働時間のいずれもが大きい場合は大きくなり、いずれももしくは片方が小さい場合は小さくなる、増減についても同様の関係がある。また目まぐるしい増減は、労働時間が特段変化がない場合には、強い緊張状態と弛緩状態が交互に続いているという状態を予期させる。同じ場合で変化がない場合は、緊張状態が変わっていないことを予期させる。このような数値の変化は、物理的な繁忙期・閑散期のみならず心理的な繁忙期・閑散期を理解する上で役立つ。つまり、閑散期であっても資金繰りなどに苦しむ経営者は心理的には繁忙期かもしれない、などの仮説を立証することができるのだ。

 

吟味……考えられる他の手段との比較、利害関係者検討

(10/90) 考えられる他の手段との比較、利害関係者検討の2つについて、書かれていれば各2、新規性各2、緻密性(考えられるすべての他の手段・利害関係者を網羅している)各1

 

こうした心理面にまで介入した分析は、労働時間をそのまま労働強度だと考える考え方では行うことができない。そのように考えると、生体データーの収集に抵抗がある人も、自らを守る手段としてこういう分析を有効活用すべきだいと考える。

 

 

近年「働き方改革」などでは、労働時間の長さこそが労働強度を証明するとされているが、私は労働時間と労働時の緊張度合いの積が労働強度を証明すると考えている。

ここで、労働強度についていまだ明らかになっていないこととしては、労働強度の移り変わりが労働者にどのような影響を及ぼすか不透明な部分があるということだ。

なぜなら、私達はそもそもリーズナブルなウェアラブルデバイスを用いて、生体データーを獲得し、それをライフログとして活用していくということを従来していなかったためだ。

そこで、こうした取り組みが始まる前の仮説として、労働強度データーの推移が労働者のどのような変化を反映しているか、この問題を理解する上でどのように役に立つかを仮説ベースで考えたい。

まず、労働強度の数値の性質としては緊張度合いと労働時間のいずれもが大きい場合は大きくなり、いずれももしくは片方が小さい場合は小さくなる、増減についても同様の関係がある。また目まぐるしい増減は、物理的・心理的のいずれかもしくは双方で強い緊張状態と弛緩状態が交互に続いているという状態を予期させる。同じ場合で変化がない場合は、緊張状態が変わっていないことを予期させる。

こうした心理面にまで介入した分析は、労働時間をそのまま労働強度だと考える考え方では行うことができない。

(554字)

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